酪農とは?

酪農とは、簡単にいうと「牛乳を生産する農業」になります。「酪」というのは牛の乳などから作った飲料のことをいいます。英語ではデイリー(Dairy)、乳牛を飼育して牛乳や乳製品を生産する畜産の一部門です。広い意味では羊や山羊などを飼育して、羊や山羊の乳を搾る仕事も酪農といえます。
仕事内容を大まかにいうと、牛の乳を搾る搾乳はもちろんですが、哺育・育成牛管理・繁殖(種付け)・搾乳・徐糞・エサやり・エサ作り・堆肥処理・畑作業などがあります。

業務内容

酪農のお仕事は、主に「哺乳」(仔牛にミルクを与える仕事)「育成管理」(エサくれ・種付け・管理)「乾乳牛の管理」(妊娠牛の管理・エサくれ)「搾乳」(乳を搾る)「牛舎の掃除」(糞尿を搔き敷料を入れる)、「堆肥処理」(牛舎などから出た糞尿を処理する)「搾乳牛の管理」(体調管理など)などの日々毎日行う作業などがあります。下記に、それぞれ具体的な作業内容について説明をしていきます。

哺育

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哺育とは生まれた仔牛にミルクを与える仕事になります。生まれた仔牛は約2か月~3か月間は仔牛専用の粉ミルクや生乳(親のミルク)などを飲みながら育ちます。哺乳期はミルクを飲むだけでなくスターターと呼ばれる配合飼料を離乳に向けて食べられるように練習もかねて早い時期から与え始めます。そして哺乳期が終わる数週間前から牧草の食べる練習をします。

搾乳作業

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搾乳とは、文字の通り牛のミルクを搾る作業のことです。酪農は牛のミルクを搾り出荷することで生計を立て、売り上げの過半数を占めています。搾乳は日々欠かせない作業であり、1日の中で多くの時間を費やす大切な仕事となります。
一般的な牧場では、1日の搾乳作業を朝と夕方の2回に分けて行います。なぜ朝と夕の2回なのかというと、牛のミルクは人間のお母さんと同じで、赤ちゃんを産んだ後からミルクを搾ることができます。ずっとミルクが出続けるわけではありません。1日の間にできる限り同じくらいの時間を空けて搾るのがよいとされているので、だいたい12時間ずつ時間を空けて搾ることになります。したがって、朝と夕の2回に分けて搾乳を行います。

清掃

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酪農牧場は日々の清掃を欠かせません。牛に「おいしい」「沢山」のミルクを出してもらうためには”健康に”、”ストレスなく”過ごしてもらう必要があるので、できる限り清潔に保つ必要があります。また、なにより飲食物を生産している場所でもあるので、日々の管理としてできる限り牧場を清潔に保っておくことは生産者として最低限の仕事です。清掃場所は搾乳作業場所や機器の清掃はもちろんですが、牛が普段からすごしている牛舎の清掃も行います。牛は生き物ですので、糞尿をします。その糞尿の処理を機械に乗り、清掃を行います。これも1日のうちの立派な仕事です。

堆肥処理

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牛舎などから出た糞尿を処理する施設で水分調整や切り返し・攪拌を行い、発酵させて牛糞堆肥を作るお仕事になります。
牛糞堆肥は畑に撒き循環させたり、近隣の野菜農家さんに使っていただいたり、戻し敷料としても活用し、地に返し、再利用することによって環境保全に努めています。堆肥処理は、環境への負荷を最小限に抑えるためにも重要です。有機廃棄物を埋め立てることで生じるメタンガスの発生を防ぐだけでなく、堆肥化された有機資源を土壌に戻すことで、土壌の保水性や栄養価を向上させ、農作物の生産性を高めることができます。

1日の主な流れ

※日々の主な流れをご紹介させていただきます。

 

出勤

見回り・牛の健康確認を行います。

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作業

牛の給餌・厩舎(キュウシャ)の掃除・自給飼料づくり・ふん尿処理などを行います。

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絞り

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清掃

牛の給餌・厩舎(キュウシャ)の掃除

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ミルクやり

牛の赤ちゃんにミルクをあげます。

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終了、退勤

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